一体型コンパクト浄化装置｜中天威尔の革新的セラミック技術で実現する多汚染物質同時除去

一体型コンパクト浄化装置の技術的特徴

当社の中天威尔一体型コンパクト浄化装置は、従来の排ガス処理システムを革新する画期的なソリューションです。セラミック触媒フィルターチューブを中核技術として採用し、脱硝・脱硫・脱フッ素・集塵・ダイオキシン除去・塩化水素除去・フッ化水素除去・重金属除去を単一装置で実現します。

ナノメートルレベルの微細孔径を有するセラミックフィルターは、高い気布比と強度、低抵抗特性を兼ね備えています。従来のバグフィルターや電気集塵機に比べ、5年以上の長寿命を実現し、メンテナンスコストを大幅に削減します。

ガラス溶解炉、産業炉、バイオマスボイラー、廃棄物焼却炉、高フッ素含有排ガスを発生させる産業、鉄鋼業、焼結工程など、多岐にわたる産業分野で導入実績があります。特に高濃度のNOx、SO2、H2S、HFなどの酸性成分を含む排ガスの処理に優れた性能を発揮します。

従来のSCR脱硝、SNCR脱硝、乾式脱硫装置を単体で設置する方式に比べ、一体型コンパクト浄化装置は設置面積を60%以上削減できます。また、ダスト中のアルカリ分や重金属による触媒中毒の問題を克服し、長期安定運転を実現しています。

粘性の高い排ガスにおいても、最適な状態調整技術により、システムの目詰まりを防止し、連続安定運転を可能にしています。この技術により、従来困難であった粘性排ガスの処理が可能となりました。

あるガラス製造工場では、従来のバグフィルターとSCR装置を当社の一体型コンパクト浄化装置に更新した結果、排出ガス中のNOx濃度を50mg/Nm³以下、SO2濃度を35mg/Nm³以下、ダスト濃度を5mg/Nm³以下に低減することに成功しました。

都市ごみ焼却施設では、ダイオキシン類を0.1ng-TEQ/Nm³以下に、重金属類をそれぞれの規制値を大幅に下回るレベルまで除去する性能を確認しています。この実績は、当社の一体型コンパクト浄化装置の高い信頼性を証明するものです。

現在、さらに小型化・高効率化を目指した次世代一体型コンパクト浄化装置の開発を進めています。AIを活用した最適制御システムの導入や、再生可能エネルギーとの連携など、持続可能な社会の実現に向けた技術革新に取り組んでいます。

日本の厳しい環境規制に対応した当社の技術は、アジアを中心とした海外市場でも高い評価を得ています。特に新興国における急速な工業化に伴う環境問題の解決に、当社の一体型コンパクト浄化装置が貢献しています。

中天威尔の一体型コンパクト浄化装置は、お客様の排ガス処理課題に最適なソリューションを提供します。専門の技術スタッフがお客様の設備状況や排ガス特性に合わせた最適な提案を行います。まずはお気軽にご相談ください。